洗うなら乾かして!!【ドライヤーの重要性】と【美容師が教える乾かし方】
どうも中村優太です。
美容室に言ったら必ずと言っていいほど言われる事ってありますよね~。
僕も必ず、どのお客様にも言ってる事ありますもん。
またかよ~なんて思われるかもしれませんが、それだけ大事なことなのです。
洗うなら乾かして!!
シャンプーの後、髪乾かしてますか?
「めんどうだから…」
「すぐにはちょっと…」
「って言うか、乾かす必要ある?」
そんな声もありますよね。
しかし中村は声を大にして言いたいのです。
『絶対に乾かしてっ!!!』
洗ったなら乾かして下さい。特に寝る前には必ず乾かしてほしいです。
きっとどの美容室に行っても言われるだろうし毎回聞いてきませんか?
「またそのパターン……」
なんて言わずに、美容師がそれくらい重要だと思っている事なので、しつこく言うって所は理解してもらえると嬉しいです。
どうして乾かさないといけないの?
ではなぜ美容師はここまでしつこくいってくるのでしょうか??
乾かさないといけない理由は大きく3つあります。
- 髪が傷むから
- 形がぐちゃぐちゃになるから
- 衛生的に良くないから
この3つです。
では1つずつ説明していきましょう。
- 髪が傷むから
髪はあなたと同じですごくデリケートです。
ましてや濡れている髪なんかは特にそうです。
シャンプーした後の髪は、キューティクル (髪の表面にあるうろこ状の皮みたいなもの。髪のフタの役割もある) が開いているので髪同士(キューティクル同士)が摩擦してめくれ上がったりして傷みやすくなっています。
それにキューティクルが開いていると髪の内部の成分が外に出ていきやすくなります。
栄養分も出ていくし、カラーしている方なんかは色味成分なんかも出ていきやすくなっちゃうんです。
そこで、ドライヤーで乾かしてあげる事によってそのキューティクルを閉めてあげることが出来ます。
あけたフタはちゃんと閉めてあげましょう。これだけでもかなり髪質変わります。
- 形がぐちゃぐちゃになるから
髪っていつ形が決まるか知っていますか?
実は 『乾く瞬間』 と 『熱が冷める瞬間』 なんです。
濡れたままほったらかしにしているとクセや生え方そのままに乾いてしまいます。
それに熱を入れない自然乾燥だとなかなかツヤも出にくいんです。
濡れたままほったらかしで、自然乾燥。そのまま布団に入るとくしゅっとなったままの状態の時に乾く瞬間が来てしまいます。
これが、朝の寝ぐせボンバーの正体です。
- 衛生的によくない
部屋干し生乾きの衣類を想像してみて下さい。
なんかちょっとじめっとして、ちょっと臭う感じしますよね。
それと同じことが起こってます。
衣類の臭いの原因は雑菌なんですけど、もちろん生乾きの頭でも雑菌は繁殖しますので、すぐに乾かした方がいいんです。
それに大人だけじゃなく子供も乾かしてあげた方がいいですよ。
『濡れたら乾かす』
『洗ったら乾かす』
習慣にすれば普通にしないと気持ち悪くなると思うので、歯磨きくらい当たり前にドライヤーして下さいね。
ようやくドライヤー!…のその前に。
「ドライヤーは時間がかかって嫌い」
なんて声もよく聞きますのでここで時短のコツを紹介します。
- ドライヤー前のタオルドライは超しっかりと!!
いつもの2倍くらいタオルドライすれば5分は時短になります。
タオルの潜在能力を信じてしっかり水気をとってもらいましょう。
美容師が教える乾かし方
ロング〜ショートまで乾かし方の基本は同じですのでご参考にしてみて下さい。
くせ毛の方は髪を少し引っ張りながらドライするとクセが伸びやすくなるのでオススメです。
- まずは根元を立ち上げるように乾かしましょう
乾かし始めは根元を中心に風を当てます。
根元がぺたんとすると毛先がハネやすくなるので、根元を持ち上げるようにしてふんわりさせましょう。
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根元を乾かしていると勝手に毛先も乾いてくるので、基本根元を乾かして下さい。
乾きにくい 『耳後ろ』 や 『えりあし』 は最初の方に乾かすといいですよ。
- 根元を後ろから前へ
根元が起き上がり、ある程度乾いてきたら後ろから前に向かって風を当てます。
自分は下を向いて、ドライヤーを上からすると案外やりやすくて収まりやすくなります。
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後ろから前に乾かす事で 「ハネ」 を防いだり 「浮き」 を抑えたりできます。
そしてボリュームが出て欲しい頭のてっぺん辺りはふんわりしやすくなるという特典付です。
- 分け目はなくして真ん中へ
分け目がない方はもちろん、分け目をつける方も1度分け目がつかないように乾かしましょう。
前髪が分かれやすい方は前髪を先に乾かした方が、分け目がつきにくくて良いと思います。
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収めたい方向と逆に乾かすと根元が起き上がり 「ふんわりする」 + 「収まります」
収まった髪はどの方向に向けても収まりますので、なにがなんでもふんわりです。
- ここで注意!
前髪を含め、お顔周りの髪は下から風を当てると 『ハネ』 たり 『分かれ』 たりしやすくなります。
必ず、上もしくは横から風を当てましょう。
- 流したい方向に向けて完成です
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はい、終わりです。
ロングの方、ショートの方、ボブの方、くせ毛の方。
どんな方も大体の基本はこんな感じです。
ミディアム~ロングの方は毛流れにそって、手がブラシかの様に丁寧にとかしながら乾かして下さい。
仕上がりが格段にアップします。
パーマされてる方やクセを活かしたい方は乾かす前に一度ブラッシングで整えてから、グチャグチャにならないように揉み込んだりしてカールを丁寧に出してから優し~く風を当てて下さい。
こちらも仕上がりが格段にアップします。
まとめ
ドライって本当に大事で、スタイルを生かすも殺すもドライ次第だと思います。
少し意識するだけでも本当に仕上がりが激変する技術です。
やってる事はカンタンなので、サロン帰りのツヤ髪をご自宅でも再現してみて下さい。