高い安い値段の差は、なに?
よく鼻の頭に大きな赤いニキビ?が勃発します、美容師の中村です。
値段の高いサロン安いサロンと、さまざまなお店がありますね。
僕が考える、その差は何なのか?ということを簡単にではありますが書いていこうと思います。
①家賃(+駐車場)のちがい
②材料コストの差
このあたりは想像通りではないかと思います。
通いやすいなど、立地の良い場所では当然ながら家賃が高くなります。
そして材料費。
シャンプーやトリートメント、カラーやパーマに使うものなど…。
使用するものにこだわればこだわるほど、それに比例しコストもかかります。
これらは毎月の支出になるため、値段設定の理由のひとつになります。
③知識の豊富さと技術の高さ
例えばマツエクの場合、目元への知識・眼病に関する知識・グルーや使用素材に関する知識などが必要になります。
そして、その知識を形にする技術も必要です。
それらを得るためには、どうしても諸経費がかさばります。
誰に教わるか、にも差が出ます。
知識・技術・素材・立地・サービス・空間など色んな要素の高水準を目指そうとすれば支出が増えるため、値段設定を高くする必要がでてくるんですね。
値段設定を低くするのであれば、なにかを諦めなければならないとも言えます。
④時間コスト
実は、この時間のコストというのが、理由としてかなり大きな部分を占めていると思います。
スタッフひとりが1日にかけられる時間には限りがあります。
僕がand hairを始めた理由のひとつに「お客さまひとりひとりと向き合いたい」というのがあるんですが、まさにここが値段設定を低くできない理由となります。
1000円カットなど安い料金のサロンでは、そもそも1日に対応するお客さまの数を初めから多く見込んでいるんですね。
そのため、値段設定を低くすることができます。
要は、「ひとりにかける時間を短くする=多くのお客さまの対応ができる」ということです。
それは、時間をかけたくない、そして安さが重要な方にとっては向いているサロンと言えます。
売上は、ひとりあたりの単価×客数という式になるので、ひとりあたりの単価が低くても、数が多ければ、商売として成り立つんですね。
逆に、ひとりひとりのお客さまに十分な時間を取りたい場合は、1000円カットでは商売として成り立たなくて、リアルなことを言いますとお店が潰れます(笑)
ざっと思いつく僕の考えを書きましたが、大体がこういう傾向かなというだけで絶対ではありませんので、そのあたりはご了承ください。
値段設定の高い安いには、それなりに理由があるということですね。
どちらが良いというわけではないので、お客さまがサロンを選ぶ際は「自分がなにを重要視しているか」を基準に選ぶと良いかなと思います。